7月12日のニュース

雑記

読む本読む本面白すぎて困ってしまいますわ。いや、別に困りはしませんわ。いややっぱり困りますわ。何しろ一時期に傑作が集中するということはあり得るとしても、これは不作が続く合図といえましょう。こんなに一気に幸せな読書生活を送ってしまったら、これからたぶんクソ本が山のように続くに違いありません。

というよりかは、あまりにも平均値が高くなりすぎると、もはや普通の面白さでは満足できなくなってしまうのです。そういうことは、まあなきにしもあらずかと思われます。『ドリフターズ』と『天冥の標』クラスの作品を、すぐにどこかから探してくるのは、それは無理というものでございます。つまり僕は、肥えてしまった舌を何らかの手段、劇薬を飲むことによって元の状態に戻さねばなりますまい。

戯言シリーズの第二巻で主人公のいーちゃんは、毎日毎日旅行中においしい物を食べすぎて、おうちにかえった時にこれでは普通の飯が食えれん! といってキムチを山のように喰らうことによって舌をぶっ壊していましたが、僕も同じことをしなければならないのです。ということで清涼院流水を読みましょう。