6月4日のニュース
雑記──漫画のカバー裏と小説のカバー裏について
漫画のカバー裏には数々の趣向が凝らしてあることがあるのに、小説のカバー裏にはなぜそういった趣向が存在しないのだろうか? と考えていたのです。まず漫画家は絵が描けるから、というのは理由になりますまい。たとえば吾妻ひでおの『失踪日記』のカバー裏には、失踪した当時のインタビューが文字でびっしり記載されています。文字でもいけるわけです。「原稿料がもらえないから」「予算が限られているから」という理由もあるでしょうが、漫画家の方は単行本化する際の修正にもお金がもらえないそうですので、カバー裏を描いても当然お金はもらえないでしょう。漫画にだけカバー裏があるのは、漫画家の方がサービス精神があるからというのはだから理由にならない。
まあだからどういうことかというと、たぶん「漫画家はカバーまで描いて」「小説家はカバーは描かない、別の人がやる」というところに原因があるのではないかな、と思いました。作業が分担されてしまうことによってそこにデッドスペースが生まれるんじゃないかな、と。まあでも絵と比べて文字だと、裏にネタを仕込むのは難しいとか出版社の違いとか他にいっぱい理由はありそうですけどね。
基本読書ニュース
◆Twitter / 田原総一朗: ある出版社から話が聞きたいと呼ばれた。教科書が電子教 ...
電子教科書の可能性について。たしかにそうなったら教科書系の出版社は志望確定か。まあ止められないだろうけど。
◆集英社SD文庫「パパのいうことを聞きなさい」同作者の「迷い猫オーバーラン」に匹敵する売上 - 平和の温故知新@はてな
◆今日もやられやく 【重大】『とある魔術の禁書目録』3D対戦アクションゲームでPSPで出るぞー【発表】
これはちょっと欲しいな……。
◆2010年6月スケジュール──瀬名秀明×桜坂洋 電子書籍やってみました!
おお……。
抽象的すぎて何を言っているのかわからん……。
◆ホリエモン「今の小説は長過ぎ、電子書籍を成功させるには読みやすく短いコンテンツが必要」 by うるさい黙れ☆(ゝω・)つ
まあ名前が売れている著者を除けば、今売れている本ってどんどん薄くて文字量が少ないものばっかりになってるって森博嗣先生もいってたしそうなのじゃないかなぁ。だって今ほど時間が貴重な時代って他にないしね。
◆作品世界にいかにキャラクターを溶け込ませるか、マンガ家・結賀さとるの作品作りやその生活についてインタビュー - GIGAZINE
電子書籍
◆本格的な電子書籍・雑誌時代が来ると「初出」などを探すのが困難になるかも、という話 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
◆電子化した本に最適!Adobe Acrobat の PDF 圧縮が予想外に便利すぎて鼻血が出たwww - 彼女からは、おいちゃんと呼ばれています
◆漫棚通信「iPadでマンガを読む」:夏目房之介の「で?」:ITmedia オルタナティブ・ブログ
◆電子書籍は人に貸せないことに気付かされた、京極夏彦著「死ねばいいのに」 - 最終防衛ライン2
本に利便性があるのはもはや語るまでもない、というか電子書籍の登場によって本の良さが再確認されつつあるな、と思います。