8月18日のニュース

引用コーナー

ガーブは二冊目の小説を棄てて、二度目の二冊目の小説に取りかかった。アリスと違ってガープはほんものの作家だ。といっても、彼のほうがアリスよりも文章がうまいということではなく、彼はすべての芸術家の知っておくべきことを知っているということだった。その知っておくべきことというのは、ガープの表現によれば「人間はなにかを最後までやり、また別のことを始めることによってしか成長しない」ということだ。そのいわゆる「最後」とか「始める」というのがたとえ幻想であるにせよ、である。

ガープの世界』より

雑記

ガープの世界ちょう面白いなあ。こんなに魅力的な女性が次から次へと出てくる小説は初めて読んだ。もう夢中です。