9月20日のニュース

雑記

風邪をひいて大変でした。なんか風邪をひくと、昔は熱ががーって出て、すぐ治ってたはずなんですけど、ここ2,3年は風邪をひく⇒熱ががーって出る⇒いったん治まる⇒微熱が一週間ぐらい続く という感じで微熱タームが入っているのでつらいです。しかもその微熱期間、けっこうつらいものだから色んな行動がストップしちゃうんだよなーつらい。体力の衰えが原因なのだろうか?? しかしまあようやっと回復してこうしてブログも更新できるというわけです。参った参った。

ブロマガをいくつか読んでます。いくつかというか岩崎夏海さんのやつと小飼弾さんのやつと押井守監督のやつしか読んでないけど。岩崎夏海さんのやつは普通におもしろいけど840円は高いので(定食一回分と考えれば安いんだけど、新書一冊分と考えると高い。この微妙な感覚)解約しようと思っていて、小飼弾さんのやつは書いている内容がブログとほとんど変わらないので解約しようと思っています。

で、読んでいて思ったのは「希少性」がないとお金を払う気にはならないよな、ってこと。文章なんて誰だって書けるんだから「誰も書いていないことを書く」ことでしか価値なんて生まれないんですよね。そういう意味で言うと「日常的にブログを更新しつつ」ブロマガを更新するっていうのは、お金を払う気が失せる。

無料で書かれているものとほとんどクォリティが変わらないんだから、ブログを更新すればするほど、お金をとって読む方の希少価値も下がっていくように感じられる。だからブロマガのようなものを本気でやろうと思ったら、ブログのような無料で読める媒体で書くのはやめたほうがいいんじゃないかなあって思ったのですね。

一方押井守メルマガは「世の中タダなものはない」「一回につきタバコ1箱分の値段だ」「他人の知的生産物には敬意を払うべきだ」「きっちり払ってください」と初回にいきなり言われて「へへーもちろん払いますとも」という気分になってしまったのでした。月2回配信で6万文字ぐらいあるので普通に読み応えがあります(たしか新書が一冊12万文字ぐらいだったかな?)

あと面白いのがブロマガとかメルマガって、中に書いてある内容に対しての反応が外にほとんど出ないですよね。引用とかもほとんどない。ネットって「ナメてんのか」ってぐらい気軽に引用とかほんの中身を写真でとったりしますけど、ブロマガとかだと「自分だけのものにしたい」っていう欲求があるのかな。 まあこの辺はまたおいおい。

基本読書ニュース

「なんで本読まないといけないの?」という問いに対する答えにならない答え - UEI/ARC shi3zの日記

いつものことだが、なぜ本を読まないといけないのかとかなぜ勉強しないといけないのかという問いに理屈で答える必要はない。というか、理屈で答えると罠にとらわれるのだ。Aという利点があるから読むといいよといえばそれは「じゃあAは必要ないから読む必要もないね」という結論を容易く導き出せてしまうからだ。だから僕は人に本を読んだほうがいいよといったことは一度もないが、自分が楽しく本を読んでいるところは書く。結局人を動かすのは自発的な衝動で、それは「人が楽しそうにしているところをみて自分もやってみようと思う」ことでしか発動しないからだ。

有料配信プラットフォームcakes、開始: 極東ブログ

これはおもしろい! 有料化の波がネット上の文字コンテンツにもちゃんときていますね。嬉しい嬉しい。

持ち主を亡くした本はどこへ行くのか « マガジン航

本やTVとソーシャルゲームによる、可処分時間の奪い合い競争の行方 - Togetter

なんちゃら経済学みたいなのがいっぱい出たけど、結局奪い合って取引されているのって時間だよね。

「発禁処分を受けた本10冊」とその反響: 誤訳御免。

いろんな理由で発禁にされちゃうのね。そういえば南アフリカでは三島由紀夫が発禁にされているそうですよ。

【新宿本店】「ほんのまくら」フェア 答え合わせ のお知らせ #hon_makura | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店

答え合わせなんかあるのか!

これ読まなきゃ始まんない これさえ読んどけば大丈夫という小説.. - 人力検索はてな

いろんなのが集まってきてて面白いね。

天地明察:滝田監督と原作・冲方さんに聞く 算哲の人生を「いかにスリリングに見せるかに腐心」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

水戸黄門諸国漫遊物語はどのように生まれたのか? | Kousyoublog

冲方丁の光圀伝を読んではじめて知ったんだけど、あのすけさんかくさんを従えて悪を成敗する水戸黄門は完全なフィクションなんだよね(笑) 知らなかったというか興味がなかったというのが正直なところだが……。実際はほとんど江戸と水戸の往復だったとか。

洋書ニュース: 新世代Kindleについて「アマゾン依存症患者」の告白

この話は面白いな。Kindleで本を買いまくったら他のデバイスにはもううつれなくなり、そこからもう乗り移れなくなった顧客に対して「デバイスでなく、サービスを売る」Amazonの戦略が始まる。

書評

その顔を見よ『レオン・ラ・カム』: 漫棚通信ブログ版

「100のモノが語る世界の歴史」はスゴ本: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

これはスゴ本だよー。

動物化するポストモダン / 東浩紀 - 誰が得するんだよこの書評

しれっと更新している。大丈夫なのか!?(更新して)

書評『終身旅行者 PT』 | 橘玲 公式サイト

ここ最近フィクションの耽溺していたんだけど、ノンフィクションでも読みたいものがたまってきて嬉しい悲鳴が。

『JORGE JOESTAR』はfrom 舞城 to 荒木のファンレター - 水星さん家

どっちのファンが読んでも面白いよ!(断言 ただJOJOがわからないと意味がわからないかもしれないが……。一応僕の感想も:JORGE JOESTAR:ノベライズではなく、コラボレーション - 基本読書

正直作品単体としてみたときはディスコ探偵水曜日のほうが舞城作品としては好きだけれども、これはお祭りだからね。派手な花火だった。

深町秋生のコミックストリート

「スーパーマン:レッドサン」について。最近アメコミばかりじゃないか! でも読んでみたい。

伊藤『屍者の帝国』:バロウズできましたか。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」

【読書感想】街場の文体論 - 琥珀色の戯言

オススメです。

ライトノベル

ライトノベル作家をTwitterでフォローしよう! - 飼い犬にかまれ続けて

よくあつめたなあ。

スワロウテイル序章/人工処女受胎 籘真千歳著 人工生命の根幹に迫る :日本経済新聞

一巻読んだ時にどうにものれなかったのだけど、評判がいいんですよね。

4Gamer.net ― 男ならこの戦い,負けられぬ……。「放課後ライトノベル」第109回は『彼女たちのメシがマズい100の理由』で食欲の秋!?

川原礫先生(小説家)・三木一馬様(電撃文庫編集者)取材 | KENBUNDEN – 見たい、聞きたい、伝えたい

二時間インタビューしてこれだけしか文章にならないのか・・・・。

俺が選ぶライトノベル33傑作選 - かくれオタのブログ
【俺が選ぶライトノベル33傑作選】 まとめサイトのライトノベルへの影響に関して - 積読バベルのふもとから

この中から電子書籍で読めるやつを探す作業を始めるかな……。いや、最近もうラノベみたいな読み捨てるやつは電子書籍で読んでるんですよ。どうせ読み返さないし、線もひかないし、別に真剣に読むわけでもないし、電子書籍で読むのにいま一番ちょうどいいのがラノベなんですよ。しかもあいつらすぐ調子乗ってシリーズ化する上にあっという間に読み終わっちゃうから部屋が二次元美少女でうめつくされていくんだけど電子書籍ならその心配もないし。

電撃文庫のカリスマ編集者・三木一馬氏が語る( @dengeki_miki ) コンテンツの良さとは。「作品内容はもちろん、世に出すときの露出方法、提供の仕方も」 - Togetter

さすがカリスマ編集者が言うとなんだか凄そうだ。

ラノベコミカライズ比較 - 主にライトノベルを読むよ^0^/

低クォリティの物が量産されても商売として成り立つんだからへんてこ。どんな人が買うんだろうとは思うもののラノベを読むのはめんどくさいからマンガでてっとりばやく話を知りたい人が買うのだろうな。あとディープなファン。

雑記2

まだまだ雑記が書き足りないので雑記2!(ニュースサイトだろうが) ABC予想を解決したとかなんとかで日本の京都大学の数学者さんのすごすぎる経歴などが話題になっていますが、本当にその解決には最新の理論が使われていて、正しいかどうかを他の人間が検証するのも一苦労らしいのですよ。「すごすぎても、評価する能力のある人間が居ないと認められないんだな」っていう当たり前のことを思ったりしました。

反対に、かつての天才といわれながらも同時代に評価されてこなかった人たちはみな「評価する能力のある人間が回りにいなかった」からでもあるんですよね。IT業界でも「すごい技術者」はいても「それを評価する企業側の人間」に正しく評価出来る人間がいなくなってきています。「何かを評価する能力」っていうのは、地味に重要なんだなあと。自分が大それたことをやろうとする時は、まずまわりの教育から入ったほうがいいという、史実からの教訓も得られますな。